夏だから丸刈り?ちょっと待って! ダックス・チワワの夏は「短くする」より「抜け毛を取る」
「暑そうだから、今年は丸刈りにしてください」
夏になると、ダックスやチワワなどで増えるご注文です。
飼い主さんの気持ちはよく分かります。
人間だって暑い日に長袖を着ていたら、脱ぎたくなりますからね。
犬も同じように「毛が短いほうが涼しいんじゃない?」と思ってしまいます。
でも、犬の毛は人間の服とはちょっと違います。
ダックスやチワワなどの犬種では、私は基本的に丸刈りをおすすめしていません。
なぜなら、毛が伸び続ける犬種ではないから
シーズーやプードルなどは、カットしても毛が伸び続けます。
一方、ダックスやチワワなどは、カットした毛がそのままずっと伸びていくわけではありません。
毛が抜けて、新しい毛に生え変わる「換毛」があります。
そのため、短くカットしてしまうと、
「切った毛が1か月後には元の長さに戻る」
というわけにはいきません。
新しい毛が生えそろうまで、時間がかかります。
場合によっては、毛がなかなか元通りにならなかったり、毛質が変わったりすることもあります。
だからこそ、「暑そうだから」という理由だけで丸刈りにするのは、ちょっと考えてほしいのです。
ーじゃあ、夏はどうしてあげればいいの?ー
ここで大切なのが、
「短くする」より「抜け毛を取り除く」こと。
ダックスやチワワなど、抜け毛の多い犬種は、春から夏にかけてたくさん毛が抜けます。
この抜け毛をそのままにしておくと、古い毛が残って、被毛が密集した状態になります。
そこで、ブラッシングなどで不要な抜け毛をしっかり取り除いてあげる。
これだけでも、被毛の中に空気が通りやすくなります。
つまり、
「毛をなくす」のではなく、
「いらない毛をなくす」。
これが夏のお手入れのポイントです。
ー抜け毛取りは、お家でもできますー
ここが飼い主さんにぜひ知ってほしいところ。
抜け毛のお手入れは、サロンに来なければできないものではありません。
普段のブラッシングでも、ある程度の抜け毛を取り除くことができます。
ただし、犬種や毛質によって適したブラシや方法が違います。
強くゴシゴシすればいいわけでもありません。
皮膚を傷つけないように、毛の状態を確認しながら優しくお手入れしてあげてください。
一般的には、スリッカーブラシやラバーブラシが使いやすいです。
そして、たくさん抜ける時期(季節の変わり目)には、
「最近、毛がすごく抜ける!」
と感じるかもしれません。
でも、それは必ずしも悪いことではありません。
季節によって毛が生え変わる犬にとっては、自然なことでもあります。
ー夏のお手入れで大切なのは「その子の毛を知ること」ー
犬種によって、毛の生え方も、抜け方も、毛質も違います。
だから、
「暑いから短くする」
ではなく、
「この子の毛は、どういう仕組みになっているんだろう?」
と考えてみてください。
その子の被毛に合ったお手入れをしてあげることで、無理に丸刈りにしなくても、夏を快適に過ごせる場合があります。
ララミーでは、トリミングをするだけではなく、その子の毛質や皮膚の状態を見ながら、その子に合ったお手入れ方法をお伝えすることも大切にしています。
お家でできるケアもあります。
まずは、愛犬の抜け毛をいつもより少し丁寧に見てあげてください。
夏だから短くする。
その前に、
「抜けるべき毛、ちゃんと抜けてる?」
ここをチェックしてみてくださいね。
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